八重垣神社
yaegakijinnjya
ふたりで未来を思い浮かべる
八重垣神社には佐久佐女の森の中に「鏡の池」があり、そこで縁占いができます。
この池はイナタヒメがヤマタノオロチの難をさけるため、ご避難中に姿を映し、美容調整された池で、こんこんと湧き出る清水は昔ながらの面影を忍ばせ、イナタヒメの御霊魂が深く滲透した神秘的な池。
占い用紙を池に浮かべてその上に硬貨を乗せてお願い事をするものですが、お願い事が良縁の場合、15分以内に紙が沈めば「良縁近し」、30分以上かかると「縁遅し」。また、沈む場所が近ければ近くの人と、遠ければ遠方の人と結ばれると言われています
ふたりにとって、この占いはもはや必要ないのかもしれませんが、占い結果を見ながらふたりの未来を話すのもまた乙なのかもしれません。
神話に触れる
高天の原(たかまのはら)から出雲の斐の川上に降り立ったスサノオノミコトは、老夫婦と八姉妹の末の娘、イナタヒメが泣いている様子をご覧になられ、八つの頭と尾を持つ「ヤマタノオロチ」を退治し、イナタヒメをお救いになられました。
この時、スサノオノミコトは、斐の川上から七里離れた佐草の里、佐久佐女の森に、大杉を中心に「八重垣」を造り、イナタヒメをお隠しになりました。ヤマタノオロチを御退治になったスサノオノミコトは、両親の許しを得て夫婦となり、この佐草の地に宮造りされ、ご夫婦の宮居とし縁結びの道をおひらきになられたのです。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻込みに 八重垣つくる その八重垣を」という妻をめとった喜びの歌から、「八重垣の宮」となりました。
(八重垣神社にはこの句の石碑があります。)
訪れる
- 住所:島根県松江市佐草町227
- お問合せ先:0852-21-1148
- 開閉時間:9:30~16:30
- 駐車場:約120台
- 交通アクセス
- JR松江駅から市営バス(八重垣神社方面行/4番乗り場)で約20分、
八重垣神社下車 - 山陰道(松江道)松江中央ICより車で6分
- JR松江駅から市営バス(八重垣神社方面行/4番乗り場)で約20分、