稲佐の浜
inasanohama
夕日と時間を共にする
稲佐の浜は夕日がきれいに見える観光地として出雲では有名。
夕日により弁天島が逆光で真っ暗に見えるのも、なんだか厳かな雰囲気を感じます。
ふたりで空が茜色に染まった幻想的な景色をみながら、時間の経過をこれからの人生に重ね合わせてみてはいかがでしょうか。
季節により日没時間は異なりますが、人気スポットなのでまだ日が昇っているうちに到着しておくのがおすすめです。
神話に触れる
稲佐の浜は、国譲り、国引きで知られる場所。
神在月(旧暦の10月)には八百万の神を迎える土地でもあります。
□国譲り
高天の原(たかまのはら)をおさめるアマテラスオオミカミ(アマテラス)が自分の子供のオシホホミミに、地上の国をおさめていたオオクニヌシノミコト(オオクニヌシ)に代わり、その土地をおさめるように命じた話で、稲佐の浜はその交渉に訪れたタケミカヅチノミコト(タケミカヅチ)とオオクニヌシノミコト(オオクニヌシ)が出会った土地とされています。(屏風岩)
結果、地上の国はアメノオシホミミノミコト(オシホミミ)の息子のニニギノミコト(ホノニニギ)がおさめたと言われています。
□国引き
ヤツカミズオミツヌノミコトが、「出雲の国は狭い国なので、他の国の土地を引っ張ってきて広く大きくしようとした」ことから国引き神話が誕生しました。
出雲市大社町の「稲佐の浜」から出雲市長浜にかけ弓状に広がっている約3キロの砂丘海岸は島をつなぐ綱になったと言われています。
国引き神話は『出雲国風土記』の最初、「意宇郡(おうぐん)」の冒頭に書かれている出雲国の成り立のことで、これは『古事記』や『日本書紀』には残されていない、出雲地方独自の神話です。
訪れる
- 名称:稲佐の浜
- 住所:出雲市大社町杵築北稲佐
- 駐車場:普通車23台、軽自動車2台
- 交通アクセス
- JR出雲市駅から一畑バス【日御碕線】で
「稲佐の浜」下車、徒歩すぐ(約40分:1日4本のみ) - 一畑バス「出雲大社連絡所」から徒歩13分(約1km)
- 出雲大社から車で3分
- 出雲大社から徒歩15分(約1.2km)
- JR出雲市駅から一畑バス【日御碕線】で