白兎海岸
hakutokaigan
心地良い風を感じながら
白兎海岸は夕日と、夏の夕暮れから夜にかけてのイカ釣り漁船の漁火が綺麗な場所。
日中に海に反射する太陽の光をふたりで見るのも、夜に遠くに光る漁火をふたりで見るのもまた違った捉え方が出来るかと。
光の移り変わりをこれからの自分たちに重ねてみてはいかがでしょうか。
きっと会話の内容も違ってくることと思います。
神話に触れる
その昔、一匹のウサギが島に渡ろうとしてサメを騙し、協力を頼みました。しかしそれがバレ、ウサギはサメに毛をむしり取られてしまったのです。その時にちょうど通りかかったのが、美しいと噂のヤガミヒメに求婚しようと因幡の国まで歩いていたオオクニヌシノミコトと、その兄で八十神(やそがみ) と呼ばれる大勢の兄弟たちでした。
兄弟たちはウサギの姿を見て「海の水で体を洗い、風でかわかしたらいい」と嘘を言いました。それを信じたウサギは海に入って体を乾かしましたが、体がひりひりとしみ、痛さに耐えきれず泣いてしましました。そこに遅れて通りかかったオオクニヌシノミコトが悲しむウサギに「真水で体を洗い、蒲(ガマ)をつけておきなさい」と教え、ウサギはもとの綺麗な姿に戻ることができました。
その後、助けられたウサギは「ヤガミヒメは八十神たちではなく、あなたと結ばれるでしょう」と予言します。そして、その予言は的中したのでした。
淤岐ノ島の手前の砂浜には石燈籠が立っていますが、ここは「恋島」と呼ばれ、オオクニヌシノミコトとヤガミヒメが恋を語り合った場所をいわれています。
訪れる
- 住所:鳥取県鳥取市白兎
- 交通アクセス
- 中国自動車道「佐用JCT」ー鳥取自動車道「鳥取IC」
鳥取ICから車で約15分、佐用JCTから車で約1時間30分 - JR鳥取駅から日ノ丸バス「鹿野行き」 約40分、白兎神社前下車すぐ。
- 中国自動車道「佐用JCT」ー鳥取自動車道「鳥取IC」